茶礼や婚礼などの祝い膳に用いられた伝統菓子「茶食(다식)」を成形するための木製の型。
こちらは李朝時代に作られた一具で、堅木を用い、長く使い込まれた木肌に当時の生活の痕跡が残ります。
表面には円形の枠内に「壽」や「卍」、格子文、花文などが彫り込まれています。「壽」は長寿、「卍」は無限の繁栄、「花」は家内の和合、「格子文」は安定と秩序などを象徴し、いずれも家族の幸福を願う吉祥文様です。
構造は上下二枚の板を組み合わせ、生地を挟み込んで押し出す仕組み。
一つの型で数個の茶食を同時に抜くことができ、祝いの場や儀礼の際に欠かせない道具でした。各家庭では祭祀や婚礼のたびにこの型を用い、代々大切に受け継いで使用しました。
なお、こちらには茶食を作る際に使う小さな木の板(高さを固定するためのもの)をお付けいたしますが、こちらの部品は当時のものではなく、近年補われたものです。
人の手が幾度となく触れ、滑らかに磨かれた木地には、かつて家族の節目を支えた温かな時間と祈りが静かに息づいています。
Wide:約6cm
Depth:約32cm
Height:約3cm
(突起部分 約3cm)
*国際郵便(EMS)送料込み。
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写真についても、できる限り実物の色味に近づけるよう心掛けておりますが、お使いのモニター設定やお部屋の照明環境によって、実際の商品と色が異なって見える場合がございます。
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