SOLD OUT
朝鮮時代末から日本統治時代初期ごろにかけて作られたと思われる、江原盤(カンウォンバン)とよばれる小盤(ソバン)です。
江原道は朝鮮半島の東側、太白山脈が南北に走り、深い山と森が広がる地です。総面積の八割以上が林野で覆われ、古くから良質な松が育つ地として知られてきました。山間で暮らす人々は、身近にある厚い板材を使って、日々の道具を自らの手で形にしてきました。
江原盤の特徴としては、比較的厚みのある松やシナノキの板材を用い、両側に立つ板脚に大きな孔をくり抜いた構えが挙げられます。この一点にも、四隅がわずかに内側へくびれる簡潔な輪郭の孔が設けられ、厚みのある板材に軽やかな抜けを与えています。板脚の下部には、コ(ㄷ)の字形の角材による足台が添えられています。天板の縁は低く立ち上がり、四隅はおだやかに丸みを帯びています。
厚い板を深く削り出して整えた天板と、厚みをもった側板、そのあいだに渡された簡素な雲脚。飾り立てることのない、素朴で骨太な構えが、江原道の木工の特徴をよく伝えています。
山の暮らしのなかで育まれた純朴な情感。華やかさではなく、厚みと手の跡に美しさが宿る一品です。
天板は長い年月を経て深く落ち着いた色合いに変化し、木肌には手仕事の痕跡が残されています。経年による小さな傷や使用痕が見られますが、ながく受け継がれてきた証として受け取っていただければ嬉しいです。茶器を置く台として、花台や飾り台として、静かな佇まいで空間に馴染んでくれる一品です。
Wide:約44.5cm
Depth:約35cm
Height:約25cm
*国際郵便(EMS)送料込み。
商品は丁寧にケアを施してから撮影・発送しておりますが、骨董品であるため、長い年月の経過による傷みや、磨いても完全には除去できない汚れが残ることがございます。
写真についても、できる限り実物の色味に近づけるよう心掛けておりますが、お使いのモニター設定やお部屋の照明環境によって、実際の商品と色が異なって見える場合がございます。
また、画像に映りきらない微細な傷などがあることがございますが、これも骨董品ならではの味わいとしてご理解いただければ幸いです。追加のお写真などを希望される場合はお気軽にご連絡ください。