灯火器台に見立てたこの木製の品は、李氏朝鮮時代に凧糸を巻くための道具として使われていたものです。
凧あげは、正月などの節目に広く親しまれた伝統的な遊びで、都市部だけでなく農村部でも盛んに行われていました。
凧あげは災いを祓い、福を呼ぶ祈りの風習でもありました。
その際には、手作りの凧とともに、こうした素朴な木の糸巻きが使われていたと伝えられています。
十字に広がる脚と、中央の孔。どこか均衡を保ちながら、無駄のないかたちに削られた姿には、生活の中で培われた用の美が宿ります。
今回はそこに、約70年前の灯火器を合わせました。
温かみのある白い姿が、静かな余白のように重なります。
<凧糸巻き>
Wide:約9.5cm
Depth:約9.5cm
Height:約18cm
<灯火器>
Wide:約8.5cm
Depth:約6cm
Height:約8.3cm
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