淡く青みを帯びた釉色に、ふっくらと丸みを帯びた胴の曲線。素朴でありながら、どこか優美な佇まいを見せる、朝鮮後期の白磁酒瓶です。
朝鮮時代の地方窯で焼かれたと伝わるこの酒瓶は、酒を注ぐための器としてつくられたもの。丸く膨らんだ胴から、すっと細く伸びる首、わずかに外へ開いた口縁へと続く、穏やかな曲線が印象的です。
表面には、長い年月のなかで生まれた細かな貫入が広がり、その隙間に染み込んだ色が、器に深みのある表情を与えています。均一ではない釉薬の色合いや、ところどころに見られる鉄点も、この器ならではの景色です。
宮廷で用いられたような精緻な白磁とはまた異なる、地方窯の白磁が持つおおらかで飾らない美しさ。日々の暮らしのなかで使われ、長い時を重ねてきた器だからこそ感じられる、あたたかみがあります。
一輪の花や季節の枝ものを添えれば、花の姿を引き立てながら、静かな景色をつくってくれます。また、何も生けずにそのまま飾っても、やわらかな釉色と美しい曲線を愉しめる一品です。
【サイズ】
Wide:約11cm
Depth:約11cm
Height:約18cm
*国際郵便(EMS)送料込み。
商品は丁寧にケアを施してから撮影・発送しておりますが、骨董品であるため、長い年月の経過による傷みや、磨いても完全には除去できない汚れが残ることがございます。
写真についても、できる限り実物の色味に近づけるよう心掛けておりますが、お使いのモニター設定やお部屋の照明環境によって、実際の商品と色が異なって見える場合がございます。
また、画像に映りきらない微細な傷などがあることがございますが、これも骨董品ならではの味わいとしてご理解いただければ幸いです。追加のお写真などを希望される場合はお気軽にご連絡ください。