SOLD OUT
櫛箱は、おもに女性が櫛や化粧道具を収めるために用いられてきた、身支度のための生活道具です。
こちらの櫛箱は、三段の引き出しを備えた実用的なつくりで、華美な装飾は控えられ、木地の表情や全体のバランスに、使うことを前提とした誠実さが感じられます。上段には櫛や細かな身支度の道具を、下段には油や粉などを収めていたと考えられます。
朝鮮時代末期から日本統治期ごろに制作されたものと考えられますが、引き出しの動きや佇まいからも、長く生活の中で用いられてきた道具ならではの、落ち着いた気配が伝わってきます。
正面右下の脚部と、一番下の引き出しが経年により木材が弱くなっていたため、修理専門の方に依頼し、補修を施しました。見た目には分からず、全体の使用には差し支えありませんが、あらかじめご承知おきください。
誰かの一日が始まる前、静かに引き出しが開けられ、櫛や油が取り出されていた。
そんな光景を想像させる、生活の記憶を宿した櫛箱です。
Wide:約22cm
Depth:約23.5cm
Height:約24cm
*国際郵便(EMS)送料込み
商品は丁寧にケアを施してから撮影・発送しておりますが、骨董品であるため、長い年月の経過による傷みや、磨いても完全には除去できない汚れが残ることがございます。
写真についても、できる限り実物の色味に近づけるよう心掛けておりますが、お使いのモニター設定やお部屋の照明環境によって、実際の商品と色が異なって見える場合がございます。
また、画像に映りきらない微細な傷などがあることがございますが、これも骨董品ならではの味わいとしてご理解いただければ幸いです。追加のお写真などを希望される場合はお気軽にご連絡ください。