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朝鮮時代の古い婚礼函です。
朝鮮では古くから「函(함)」と呼ばれる箱が、衣服や装身具など大切なものを納めるために用いられてきました。婚礼においては、新郎側から新婦側へ、衣服を仕立てるための布や婚書などを納めて贈る際にも使われたと伝えられています。
こちらは松材でつくられ、全体に漆が施された一品。深い黒褐色を帯びた木肌に、時を経て落ち着いた色合いとなった銅製の金具が美しく映えます。正面には大きな金具と持ち手が据えられ、縁や角にも小さな金具が丁寧に配された、端正でありながら力強さを感じさせる佇まいです。
蓋を開くと、内側には古い紙の内張りが残されています。かつて大切なものを納め、人生の節目である婚礼のために用いられていたことを思うと、残された一つひとつの痕跡にもまた、特別な趣が感じられます。
長い年月を経たもののため、木部には傷や擦れ、漆の色の濃淡が見られます。とりわけ金具の周囲には漆が薄くなり、赤褐色の木肌がのぞく箇所も。銅金具は大きな欠損なく残され、長く使い継がれてきた時間そのものが、豊かな景色となっています。
現代では大切なものを納める収納としてはもちろん、そのまま床に置き、上に花器や古い器を飾るなど、空間をつくる古家具としても。静かな存在感があり、現代の暮らしのなかにも美しく馴染んでくれる一品です。
【サイズ】
Wide:約41.5cm
Depth:約42cm
Height:約33cm
*国際郵便(EMS)送料込み。
商品は丁寧にケアを施してから撮影・発送しておりますが、骨董品であるため、長い年月の経過による傷みや、磨いても完全には除去できない汚れが残ることがございます。
写真についても、できる限り実物の色味に近づけるよう心掛けておりますが、お使いのモニター設定やお部屋の照明環境によって、実際の商品と色が異なって見える場合がございます。
また、画像に映りきらない微細な傷などがあることがございますが、これも骨董品ならではの味わいとしてご理解いただければ幸いです。追加のお写真などを希望される場合はお気軽にご連絡ください。